習志野市予防接種情報提供サービス

平成28年・27週~ヘルパンギーナ、流行性耳下腺炎、流行性角結膜炎~

2016年07月15日

今週の注目疾患  平成28年・27週(7月4日~7月10日)

〜ヘルパンギーナ〜
2016年27週の県全体の定点当たり報告数は、26週の1.74から増加し2.70となった。4週続けて増加し、夏季に乳幼児を中心に流行するため1)2)、今後の発生状況に注意が必要である。 保健所別定点当たり報告数は、16保健所中11保健所管内で増加し、習志野(5.40)、船橋市(5.27)、松戸(4.25)、市川 (3.58)、柏市(3.44)、千葉市(2.83)で多い。 2016年27週に報告された364例の性別は、男性187例 (51.4%)、女性177例(48.6%)で、年齢群別では、1~2歳が161 例で44.2%を占めていた。

〜流行性耳下腺炎〜
2016年27週の県全体の定点当たり報告数は、26週の1.09 から増加し1.20となった。過去4年と比較し多い状態で推移している。 保健所別定点当たり報告数は、16保健所中8保健所管内で増加し、海匝(6.25)、印旛(1.81)、松戸(1.63)、山武(1.50)、 香取(1.33)で多い。 2016年27週に報告された162例の性別は、男性83例 (51.2%)、女性79例(48.8%)で、年齢群別では、3~7歳が 107例で66.0%を占めていた。 2016年1~27週に無菌性髄膜炎として報告された36例の検 査結果は、ムンプスウイルス7例、陰性4例、水痘・帯状疱疹ウイルス1例、クリプトコックス1例、未記載23例であった。

〜流行性角結膜炎〜
2016年27週の県全体の定点当たり報告数は、26週の0.83 から増加し1.20となった。5週続けて増加しているため、今後の流行状況に注意が必要である。 保健所別定点当たり報告数は、習志野(2.67)、千葉市 (2.60)、船橋市(2.00)、印旛(1.25)、松戸(1.20)で多い。 2016年27週に報告された42例の性別は、男性24例 (57.1%)、女性18例(42.9%)で、年齢群別では、20代~40代 が22例で52.4%を占めていた。 2012年~2016年27週の年別報告数を、性別、年齢群別に表に示す。


【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成28年7月13日更新)

≪戻る