習志野市予防接種情報提供サービス

平成30年・46週~インフルエンザ~

2018年11月22日

今週の注目疾患   平成30年・46週(2018/11/12~2018/11/18)

【インフルエンザ】
 2018年第46週に県内定点医療機関から報告されたインフルエンザの定点当たり報告数は定点当たり0.50(人)であった。
県内16保健所管内のうち、11保健所管内から患者報告があり、また定点当たり報告数1.00を超える保健所管内は、松戸保健所(1.72)、君津保健所(1.38)、市原保健所(1.00)であった。
過去、県レベルで定点当たり報告数1.00を超えた週は2017/18シーズンは第47週、2016/17シーズンが第46週であり、今シーズンもまもなくインフルエンザの流行期に入ると考えられる。
第 46 週の県内定点医療機関の協力によるインフルエンザウイルス迅速診断結果の報告では、103 例中 A 型が 103 例(100.0%)となっており、2018/19 シーズンのこれまでの合計でも、A 型が全体のおよそ 97%を占める。
また、全国の地方衛生研究所の報告による国内におけるインフルエンザ検出状況によれば、これまでは AH1pdm09 が最も多く、次いで AH3 となっている。
年齢群別報告割合は、第 46 週は、5~9 歳(36.8%)、0~4 歳(19.8%)、10~14 歳(15.1%)で高く、2018/19 シーズン全体では、5~9 歳(32.9%)、0~4 歳(20.0%)、10~14 歳(18.0%)等となっている。
県内の基幹定点(9 医療機関)からのインフルエンザ患者の入院報告数は第 46 週までに 4例となっており、第 46 週に 1 例の報告があった。
4 例の年齢別は 1~4 歳(3 例)、5~9 歳(1 例)となっている。
インフルエンザ対策として、手洗い・うがい等による感染予防、予防接種による発症・重症化予防、発症時は安静し、早期の抗インフルエンザウイルス薬による治療、マスクの着用・咳エチケットによる周囲への感染伝播の抑制等、これらの総合的な実施が重要である。

【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成30年11月21日更新)

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