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平成27年・28週~手足口病、ヘルパンギーナ、腸管出血性大腸菌感染症~

2015年07月17日

今週の注目疾患  平成27年・28週(7月6日~7月12日)

~手足口病~
2015年28週の県全体の定点当たり報告数は、手足口病は27週の2.78から増加し3.92となり、ヘルパンギーナは27週の1.30から増加し2.96となった。両疾患とも全国的に増加傾向を示しており、今後の流行状況に注意が必要である。
保健所別定点当たり報告数は、手足口病は16保健所中11保健所管内で増加し、千葉市(7.61)、船橋市(5.82)、市川(5.50)、柏市(5.22)、松戸(5.19)、市原(4.71)、習志野(4.20)が多く、ヘルパンギーナは16保健所中10保健所管内で増加し、習志野(7.20)、印旛(4.44)、船橋市(4.18)、柏市(4.11)、松戸(3.69)、君津(3.38)が多い。

~腸管出血性大腸菌感染症~
2015年28週に17例の届出があり、2015年1~28週の累計は62例となった。28週には柏市保健所管内で発生した集団発生の届出が含まれている。
2015年1~28週に届出された62例の発生状況は次のとおりだった。
性別では、男性31例(50.0%)、女性31例(50.0%)だった。
年齢群別では、10代が16例(25.8%)で最も多かった。
類型別では、患者52例(83.9%)、無症状病原体保有者10例(16.1%)だった。
患者52例の症状等は、腹痛40例(76.9%)、水様性下痢38例(73.1%)、血便20例(38.5%)、発熱12例(23.1%)、嘔吐12例(23.1%)で、溶血性尿毒症症候群(HUS)は報告がなかった(複数報告あり)。
O血清群別では、O157が34例(54.8%)、不明が11例(17.7%)、O111が6例(9.7%)、O121が3例(4.8%)、O26が2例(3.2%)、O91が2例(3.2%)、O5が1例(1.6%)、O103が1例(1.6%)、O113が1例(1.6%)、O115が1例(1.6%)だった。

【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成27年7月17日更新)

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